仙台水産は3月15日早朝、南三陸町の陸上施設で養殖した殻付きウニを仙台卸売市場に初上場しました。
初上場したのは、南三陸町の水産加工会社「ケーエスフーズ」が東日本大震災の被災跡地で陸上養殖した「恵みのうに」と銘打ったキタムラサキウニ200個です。震災後、志津川湾の「磯焼け」対策の一環として、2年前に「南三陸海と陸の恵み活用プロジェクト」が設立され、ウニの陸上養殖の研究が重ねられてきました。
同社の西條盛美社長は「初出荷で評価していただき大変うれしい。大学の協力も得てこの味ができた。磯焼けの食い止めにも貢献できる。今後、安定した供給体制を目指したい」と話しています。