仙水グループは9月26日、仙台水産で来年春にも予定される福島第一原発廃炉からのALPS処理水放出について、国と東電の担当者から説明を聞く場を設けました。
冒頭、主催者あいさつで仙台水産の本田誠社長は「あくまで放出反対の立場であるが、地域に根差した水産を担う企業として風評被害を小さくする活動も必須の課題。正しく理解し被害防止活動のスタートとしたい」と話しました。
説明会では廃炉を担当する内閣府大臣官房審議官の竹島睦氏が「廃炉については国も前面に立ち責任を持って取り組んでいく。そのためにも風評被害を起こさないことを大前提に海洋放出することにご理解いただきたい」とあいさつ。次いで東京電力ALPS処理水対策責任者の松本純一氏からトリチウムやALPS処理水などについての説明がありました。リモート先22社の経営陣も疑問点などの質疑応答で約2時間に及んだ会を真剣に聴講しました。